身体均整法学園 講師 西脇幸宏 先生
〈プロフィール〉
1955年、岐阜県養老郡に生まれる。
小5の時に急性腎炎を患い入院治療を受ける。
発病から中学卒業迄、体育の授業は全て見学。
健康に不安を感じながら高校時代(1972年)に英国UWC Atlantic に留学。
帰国後、上智大学外国語学部に入学するも不摂生がたたり体調を崩す。
その時、知人に紹介され受けた整体の施術に感化され、1980年姿勢保健均整専門学校に入学、身体均整法を勉強する。
卒後は同専門学校にて後輩の指導に当たりながら独立開業。
現在は東京都葛飾区で施術する傍ら身体均整法学園にて指導を続けている。
身体均整法について
身体均整法は四国松山の亀井日進氏によって昭和26年創始されました。
漢方の経絡理論、オステオパシー、カイロプラクティック、スポンデロテラピー、整体等の
各種療術の理論及び技術を取り入れ体系づけられました。
身体均整法は12種体型と三大原則を基礎とした手技療術です。
12種体型とはクレッチマー等のヨーロッパの体型学をもとに
体の形態の違いにより性格の感受性や中心となる臓器があり、
それらをもとに調整すると全体がよくなる傾向を整理したものです。
例えば背が高く首が長く腰椎一番に力が入りやすい体型の場合、
常に頭で考え、思考を通してから行動を起こすので、
調整をする場合、脳神経系統に働きかける必要があります。
例えば胃の調子が悪い場合、その関連する神経を調整するのではなく、
頭の緊張を取り除く脊椎骨や頭に関連する体の部位を調整することにより胃に働きかけます。
またこのタイプの体型は前後の運動に関連し、その偏りを正すことにより調整されます。
重心が前にかかりすぎたり後ろにかかりすぎたりするのを中庸にすることにより調整されます。
身体均整法の12種体型一覧表はその内容を凝縮したものであり、身体均整法の理論と技術のポイントを表したものです。
身体均整法を行うものをこの表をよく理解することが必須になります。
出典:『身体均整法』(不昧堂)
身体均整法の三大原則