医学三蔵弁解

医学三蔵弁解

岡本一抱(子)は、江戸中期に活躍した医師。祖父は豊臣秀吉の侍医で、兄は江戸文学を代表する近松門左衛門である。曲直瀬道三から饗庭東庵に連なる後世派に属する。腎を中心とする下焦、胃を中心とする中焦の諸問題を明らかにし、治療法の基本までを詳述している。五臓を三焦の概念で精密に統括していくことで、人身の統一的な観点を開いている。

岡本一抱子 原著/伴尚志 現代語訳 ○B5判/260頁
販売価格 3,300円(税込)